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歯科専門雑誌『アポロニア21』編集長による コラム
Vol.14「デンタルSPA」のサービスはいかがですか?
若手歯科医師の一部で、新たな試みとして検討されているものに、デンタルSPAがあります。これは、アロマオイルを用いた本格的なアロマテラピー、手指を用いたマッサージを提供するサービスのことを指し、アメリカ発祥で、韓国などでも事例があります。
本来、歯科医院は歯科診療を提供するところですから、その部分の本質機能を高めて行けば良いというのが一般的な見方ですが、歯科に対して恐怖、不安などを抱く人が多いため、これを取り除く工夫が必要であるという点からデンタルSPAのアイデアが出てきたようです。つまり、付加機能の部分で、患者さんのメンタルな面に対するケアを行おうというものです。アメリカや韓国では、美容目的で歯科を受診する限られた層を対象にしたハイエンドサービスの位置づけですが、日本では、いわゆる「歯科恐怖」へのケアメニューの一つとして、もう少し、広く捉えられているようです。
もちろん、これまでの日本ではあまり類例のないサービスですから、実際に、どれだけの患者さんがデンタルSPAのようなサービスを欲しているか、あるいは欲していないかは、予測が付いていません。現時点では、歯科医院間の競争激化の中で、歯科医院の守備範囲を広げようと出てきたアイデアと言えるかもしれません。しかし、それだけではありません。これまでの研究で、定期的に歯科医院に通い、的確な診断と良質なケアを受けていれば、むし歯や歯周病などにかかりにくく、長く健康なお口を保てることが分かってきています。そのため、デンタルSPAを初めとして、「定期来院の心理的バリアを下げよう」というさまざまな試みには、大きな意義があると言えるでしょう。皆様は、歯科医院で、アロマテラピーが受けられるとしたら、受けてみたいですか。
月刊「アポロニア21」編集長の著作紹介
著作紹介:
現代につながる歯科医療の起源を歴史的に探ることによって、今後の歯科医療および、歯科医院経営の課題を明らかにします。
早稲田大学図書館が契約する電子ライブラリを通し、膨大な18世紀英国の歯科関連の書籍・広告を縦覧。「矯正、ホワイトニング、そして移植もすべて存在していた」「歯の病気で死ぬ時代があった」「補綴はデンティストリーではなかった」など、興味深い事実を証明する資料が多数掲載されています。
>>立ち読みはこちらから
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